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ameixaが感動したものたち

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『ぐるりのこと』

gururinokoto

ぐるりのこと。
オフィシャルサイト: http://www.gururinokoto.jp/index.html
監督・原作・脚本・編集 橋口亮輔
キャスト: 木村多江、リリー・フランキー
      倍賞美津子、寺島進、安藤玉恵、八嶋智人、寺田農、柄本明


2度観ましたー!
一度目は一人で行って超感動、
なもんで、二度目は大切な人と行きたくなって行きました。


こう在りたいな、人間ってステキ。と思う夫婦のひとつ(一組?)でした。
夫婦だからこその絆、のようなものを感じた作品でした。
きれいなとか、美しいというのではなく、
人間くさくて、汚いところも、暗いところも、人には見せたくないところもあって
それが本当なんだろうなと思いました。

木村さん演じる翔子と、自分が重なるところが多く、
彼女の中にある「ちゃんとしなくちゃ、ちゃんとするの」という思いと
それゆえに心のバランスを失ってゆきながらも、
自分ひとりで何とかしようともがき、でもどうにもできなくなって
旦那さんのカナオに、ぶちまけざるをえない件は、2度ともすごく泣きました。

私は、自分が大事な人の前で(それは男女関係なく)
自分から自分を開くことができない、というのがテーマのひとつなので、
極端にいうと、翔子が自分の代わりに出してくれているように思えて
とても癒されるというか、救われるような気持ちになるのです。

また、その翔子に驚くでもなく、軽蔑するわけでもなく、怒るのでもなく、
諭すのでもないカナオの、受け止め方にも、また癒され。
彼は彼で、お父さんの自殺という痛みを抱え、どこかでそれを責め、諦め、
人に対する諦め感も抱いているのかなと思いました。
だけど、法廷画家をする中で、多くの様々な痛みを抱える人々を観て、
描きながら、ただ受け止めることを積み重ねてきたカナオだから、
翔子のことも見守り、受け止めることができたのではなかろうかと思いました。
この場面で、初めてカナオはたくさん翔子に語りかけます。
「オレがそういう話、ニガテなのしってるやんか」
「泣いたらいい人なんかなぁ」といいながらも、
「スキだから、一緒にいてほしいと思ってる。お前にいなくなられたら困るし。
お前はいろんなこと、気にしすぎる。みんなに嫌われてもいい。
好きな人にたくさん好きになってもらえたら、そっちのほうがずっといいよ。」
と言葉にして伝えます。
カナオにとっても、翔子はとても大切な存在なんだなと思いました。
翔子は、きっと初めてそのことを実感したんだと思います。

この嵐の夜の魂のぶつかりあいのようなシーンから
二人の絆がだんだんと深まっていきます。
向き合っていた二人から、横並びになったような感じ。

翔子は子どもの存在を受け入れられるようになって、天井画を引き受ける。
カナオはそれをそっと支えながら、翔子だけをみていくようになる。
翔子のお父さんのお見舞いに行った後のシーンでは
カナオの中でも、自分の父に対する思いに変化があったんだなと感じました。

天井画をみながら、手をそっとつないで、そして足をばたばたと
ぶつけあうシーンは、本当にこちらまで幸せな気持ちになりました。

ほかの方のレビューの中に、
最初は二人の「足」にまつわるシーン、そして最後は天井画になる。
地から天へ向かう浄化の物語、と書いてありましたが、
本当にそうだなあと思いました。


人との絆は、切れない。
と私も言葉では何度も思いますが、本当に実感できているかといえば
それはなんともいえません。
そう思えるときもあるけれど、何かあったら、すぐに覆るからです。
信じたいけど、信じてると言いきれない。信じたいという願望。
でもそれは、私が自分や人に対して、きれいごとだけで済ませようとしているから。
ドロドロとしたところ、みたくないもの、みせたくないもの、みないでほしいもの
ひっくるめることが出来るようになったら、いつか。
見せられないうちは、いつまで経っても・・・。なんだろうな。



DVDが出たら、きっと買っちゃう気がします。
オススメです。

*Comment

ごろん 

TBありがとう。
ふたりが天井画をみながらごろんと並んで横になって、足を悪戯っぽく交じり合わせるところが、とってもよかったなあ、と思いました。

はじめまして 

こんにちは、よく拝見しております。これからも遊びにきます。
  • posted by hana 
  • URL 
  • 2008.10/24 14:04分 
  • [Edit]

> kimion20002000さんへ 

コメント、ありがとうございます!
お返事遅くなってすみません。

>ふたりが天井画をみながらごろんと並んで横になって、足を悪戯っぽく交じり合わせるところが、とってもよかったなあ、と思いました。

ホント、この場面も好きな場面の一つです。
カナオがそーっと翔子の手をにぎる、というのが
先にあるから、余計にいいなと思います。
しかも翔子からじゃなく、カナオからなのがいいのです。
あの場面にも、二人の絆の深まり具合が
とても心地よく表れているなあと思います。

また遊びにきてくださいね☆
  • posted by ameixa 
  • URL 
  • 2008.10/25 00:28分 
  • [Edit]

> hanaさんへ 

コメント、ありがとうございます。

めったに更新していないこんなBlogをご覧いただき
恐縮です(>_<)

本当はもっと、いろんなものを見て感じ、
それを言葉にするということをしていきたいのですけれど・・・。

そんなわたくしですが、もしよかったら、また遊びにいらしてくださいね☆
  • posted by ameixa 
  • URL 
  • 2008.10/25 00:30分 
  • [Edit]

はじめまして 

はじめまして。以前、レ・ミゼラブルで検索して、ameixaさんのこちらのブログ発見して、ひそかにブックマークしてました。
わたしは ぐるりのこと。見てないんですが、ameixaさんのレビューを拝見して、

>「スキだから、一緒にいてほしいと思ってる。お前にいなくなられたら困るし。
お前はいろんなこと、気にしすぎる。みんなに嫌われてもいい。
好きな人にたくさん好きになってもらえたら、そっちのほうがずっといいよ。」

という台詞、言葉とってもいいなぁと、思いました。
そして前にそう思ってそう人に伝えたことを思い出しました。
>みんなに好かれなくても、好きな人に好かれているって感じられることが大切

って、自分がそんなこと思って、そんなことを言ったことあったんだ、って。
好きな人のことを好きって思って、好かれるってやっぱり幸せだなー、そういう思いを真ん中にどんと持って生きる人になりたいと思います。
映画自体を見ていないので、映画についての感想って言えないんですけど、過去の記事とかも読ませていただいてameixaさんの文章、感性、とか、いいなーって思ってます。
  • posted by kohanana 
  • URL 
  • 2008.10/26 02:16分 
  • [Edit]

> kohananaさんへ 

kohananaさん、初めまして!
コメント、どうもありがとうございました〜。
まぁ・・・、レミゼの記事の頃からなんて・・・。ずいぶんと昔から・・・。
ブログの記事の時のレミゼは、初回だったこともあってか超感動したのですが、
翌年、再観劇したときは、バルジャンが別の役者さんだったからか、
正直、初回ほどの感動ではなかったんですよ・・・。
ということを、二度目に一緒に観にいった人に話したら
「それはameixaが、観る側から、創る側へと視点が変わったからだと思う」と言われました。
なので、kohananaさんが、私の書いたものをいいなと感じてくださったことは
とてもありがたくも、とても恐縮してしまいます・・・。

kohananaさんが書いてくださった、
「みんなに好かれなくても、好きな人に好かれているって感じられることが大切」
って、ほんとにそうだなと思いつつも、なかなか難しいですよね〜。
人と人の絆って、目には見えないから、
どうしても確認したくなってしまうものの一つだと思うのです。
でもきっと、確認なんて必要ないとか、
相手がどう思っていようと私は好き、という気持ちになったとき、
kohananaさんが書いたような状態になれるんだろうなって思います。

もっと、いろんなものに触れていく機会をもっていきたいなーと思います。
kohananaさんはblog書いてらっしゃらないのでしょうか。
だとしたら残念・・・。

またお越しくださいね☆
  • posted by ameixa 
  • URL 
  • 2008.10/27 22:40分 
  • [Edit]

 

ameixaさん、返信ありがとうございました。
レ・ミゼラブルの記事は、今年の春ぐらいに、ミュージカルの感想を、見てまわっているうちに、ameixaさんのブログを発見して、ああいいなーと。
同じものをみても、感想や感情が変わるのは自然だと思いますし、レミゼラブルのことを熱く語りたい!という目的はないので、気にされないで下さいね。

過去の記事のことを持ち出してしまったので、いまは同じことを思ってるわけでないことを恐縮させてしまって、こちらこそ申し訳なかったかな、、とも思いますが、
あの時書かれたレビューを読ませていただいて、そのレビューの文章力、感受性が好きだなぁ、と思ったことは本当です^^


>でもきっと、確認なんて必要ないとか、
相手がどう思っていようと私は好き、という気持ちになったとき、
kohananaさんが書いたような状態になれるんだろうなって思います。

いやぁ、難しいですよね。。
その時は、好きな人に好きって思われてる状態を 私は保つことができる!って根拠もなく思えてたから言えたかなぁと。。

>相手がどう思っていようと私は好き

こう思えたらそれは愛ですね。
むずい。。

ブログは、コメントの入れようのないようなことばかり書いてるんですけど、よろしかったら。。
  • posted by kohanana 
  • URL 
  • 2008.10/28 04:06分 
  • [Edit]

> kohananaさんへ 

kohananaさん
お返事遅れてごめんなさい。
基本、あまり自分のBlog、チェックしたり更新したりしないもんで(笑)。


>こう思えたらそれは愛ですね。

ほんと、それは愛ですね!
しかし・・・(@_@;)
そう生きてる人は、きっとそう意識したりもしないのかもしれませんね。

人との絆、これが切れないことを信じたいと
私はどこかで求めて続けているように思います。
  • posted by ameixa 
  • URL 
  • 2008.11/06 03:46分 
  • [Edit]

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『ぐるりのこと。』

□作品オフィシャルサイト 「ぐるりのこと。」□監督・原作・脚本・編集 橋口亮輔 □キャスト 木村多江、リリー・フランキー、倍賞美津子、寺島進、安藤玉恵、八嶋智人、寺田農、柄本明■鑑賞日 6月21日(土)■劇場 チネチッタ■cyazの満足度 ★★★☆(5★満

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私が出会って感動したものを忘れないようにするために始めました。
人が生み出すものってスバラシイ!
もっとそんなことを感じられるな心になりたいです。

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