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『ぐるりのこと』
2008-10-18 Sat 23:18
gururinokoto

ぐるりのこと。
オフィシャルサイト: http://www.gururinokoto.jp/index.html
監督・原作・脚本・編集 橋口亮輔
キャスト: 木村多江、リリー・フランキー
      倍賞美津子、寺島進、安藤玉恵、八嶋智人、寺田農、柄本明


2度観ましたー!
一度目は一人で行って超感動、
なもんで、二度目は大切な人と行きたくなって行きました。


こう在りたいな、人間ってステキ。と思う夫婦のひとつ(一組?)でした。
夫婦だからこその絆、のようなものを感じた作品でした。
きれいなとか、美しいというのではなく、
人間くさくて、汚いところも、暗いところも、人には見せたくないところもあって
それが本当なんだろうなと思いました。

木村さん演じる翔子と、自分が重なるところが多く、
彼女の中にある「ちゃんとしなくちゃ、ちゃんとするの」という思いと
それゆえに心のバランスを失ってゆきながらも、
自分ひとりで何とかしようともがき、でもどうにもできなくなって
旦那さんのカナオに、ぶちまけざるをえない件は、2度ともすごく泣きました。

私は、自分が大事な人の前で(それは男女関係なく)
自分から自分を開くことができない、というのがテーマのひとつなので、
極端にいうと、翔子が自分の代わりに出してくれているように思えて
とても癒されるというか、救われるような気持ちになるのです。

また、その翔子に驚くでもなく、軽蔑するわけでもなく、怒るのでもなく、
諭すのでもないカナオの、受け止め方にも、また癒され。
彼は彼で、お父さんの自殺という痛みを抱え、どこかでそれを責め、諦め、
人に対する諦め感も抱いているのかなと思いました。
だけど、法廷画家をする中で、多くの様々な痛みを抱える人々を観て、
描きながら、ただ受け止めることを積み重ねてきたカナオだから、
翔子のことも見守り、受け止めることができたのではなかろうかと思いました。
この場面で、初めてカナオはたくさん翔子に語りかけます。
「オレがそういう話、ニガテなのしってるやんか」
「泣いたらいい人なんかなぁ」といいながらも、
「スキだから、一緒にいてほしいと思ってる。お前にいなくなられたら困るし。
お前はいろんなこと、気にしすぎる。みんなに嫌われてもいい。
好きな人にたくさん好きになってもらえたら、そっちのほうがずっといいよ。」
と言葉にして伝えます。
カナオにとっても、翔子はとても大切な存在なんだなと思いました。
翔子は、きっと初めてそのことを実感したんだと思います。

この嵐の夜の魂のぶつかりあいのようなシーンから
二人の絆がだんだんと深まっていきます。
向き合っていた二人から、横並びになったような感じ。

翔子は子どもの存在を受け入れられるようになって、天井画を引き受ける。
カナオはそれをそっと支えながら、翔子だけをみていくようになる。
翔子のお父さんのお見舞いに行った後のシーンでは
カナオの中でも、自分の父に対する思いに変化があったんだなと感じました。

天井画をみながら、手をそっとつないで、そして足をばたばたと
ぶつけあうシーンは、本当にこちらまで幸せな気持ちになりました。

ほかの方のレビューの中に、
最初は二人の「足」にまつわるシーン、そして最後は天井画になる。
地から天へ向かう浄化の物語、と書いてありましたが、
本当にそうだなあと思いました。


人との絆は、切れない。
と私も言葉では何度も思いますが、本当に実感できているかといえば
それはなんともいえません。
そう思えるときもあるけれど、何かあったら、すぐに覆るからです。
信じたいけど、信じてると言いきれない。信じたいという願望。
でもそれは、私が自分や人に対して、きれいごとだけで済ませようとしているから。
ドロドロとしたところ、みたくないもの、みせたくないもの、みないでほしいもの
ひっくるめることが出来るようになったら、いつか。
見せられないうちは、いつまで経っても・・・。なんだろうな。



DVDが出たら、きっと買っちゃう気がします。
オススメです。
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