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『ゲド戦記』観ました
2006-08-01 Tue 00:18
gedo01


ことばは沈黙に
光は闇に
生は死の中にこそ
あるものなれ
飛翔せるタカの
虚空にこそ
輝ける如くに ―『エアの創造』―

原 作 : アーシュラ・K.ル=グウィン「ゲド戦記」シリーズ
(清水真砂子訳・岩波書店刊)
脚 本 : 宮崎吾朗、丹羽圭子
監 督 : 宮崎吾朗
音 楽 : 寺嶋民哉
プロデューサー : 鈴木敏夫
     
制 作 : スタジオジブリ
製 作 : 「ゲド戦記」製作委員会
特別協賛 : アサヒ飲料
配 給 : 東 宝

キャスト
岡田准一(アレン)
手嶌葵(テルー)
田中裕子(クモ)
小林薫(国王)
夏川結衣(王妃)
香川照之(ウサギ)
倍賞美津子(物売り)
風吹ジュン(テナー)
菅原文太(ゲド)


夏が終わるまで見れないなと思っていましたが、
急に時間が出来たので行ってきました。

私は原作を読んでいないので何ともいえないところはありますが
なんと言うか、「ジブリ=感動!」を
期待しすぎてしまったところがあったなと思いました。
私の中でジブリはこうあるべき、というのが、
ゲド戦記という作品との相乗効果で固まりすぎていたのかもしれません。

何か、今の自分にとって必要なもの、
それはメッセージなのか、生き方なのか、あるセリフなのか
テーマソングなのか、キャラクターなのかは分からないけれど、
それを受け取ろう、受け取りたいと思った自分がいたのですが、
ジブリというブランドゆえにそのハードルを高く設定してたんだなと思いました。



でも、いい作品でした。
音楽もよかったし、画も絵画風で落ち着いた感じでしたし。
原作では文字で書いてあることを画にする力は大変なものでしょうし、
監督もスタッフも熟考して、抽出して創った作品だと思います。
きっと駿監督の跡に続くプレッシャーもあったでしょうし、
そもそも駿監督と同じものを求めること自体が違うなと思いました。
吾朗監督はきっと相当な想いを持って引き受けたことでしょう。
それは私には計り知ることが出来ません。


gedo02


キーワードは沢山あって、
光と闇、世界の均衡、自分と影、永遠の生命、
目に見えるモノが大事 見えないものは不要、
真の名前、限りあるいのちだからこそ、等々。

アレンの成長、ゲドの見守り、テルーの真の姿、
クモの執着、テナーの優しさ、ウサギの癒着・・・。


その中で一番メインで表したかったことは何だったのかなと思います。
アレンの自己との葛藤~受容なのか、
ゲドの先行く賢人としての姿なのか、
世界の均衡が崩れていくことなのか、
クモの執着が間違っているということなのか、
テルーの真の名が持つ力のことなのか、
アレンとテルーの恋なのか、
それが分からなかったですね。


『ゲド戦記』なので、個人的にはゲドの話だと思ってました。
『アレン物語』でもよかったような気もします。


あと、竜の存在もいまひとつ不明瞭でした。
なぜ竜が出てくるのか、竜と人間との関係も分からないので
竜が出てくることがいいことなのか災いなのかも分からず。
ラストシーンでは感動しましたが、
その意味が落ちきらなかったですねぇ。。。
ゲドが「まさか、な・・」と言ったこととつながっているのでしょうけど
どうつながっているのか・・・。
タカも沢山出てくるけど、どこまでがゲドで、どこまでがそうじゃないのか・・・。


同様にテルーやゲドの語る一つひとつの深い言葉も、
その意味合いがうまく感じ取れなくて残念な気持ちでした。
何ていうんでしょうか、
そのセリフをこの人が言うからこそ意味があるってありますよね。
ゲドだから言えること、アレンだから感じること・・・。
それはどの人物でもそうで、
なぜそういう人物なのかがあまり描かれていなかったからか、
なぜテルーがそういうことを言えるのか、なぜそこで涙を流すのか、
なぜクモがそこまで言うのか、
そういったことを、腑に落ちないままに聞いてしまったような。
あとは、なぜ真の名前を明かすことが大切なことなのか、
そうすることで何が出来るのか、どうなるのか・・。



私としては、アレンが影の追われて逃げようとするところや
クモが本当の姿になっても尚、生に執着する姿の方が
共感して感動しました。
人間らしいというか、なんというか。


欲を言えば、クモも癒されてほしかったですねぇ。
アレンに諭されてもやっぱり嫌だと思う気持ち、分かりますもん。
もっと違う形で浄化されてほしかったな・・・。

余談ですがクモは男性なんですね、きっと。
プログラムに「ハブナーのクモ」と呼ばれたその男、とありました。
※原作読んだら、やっぱり男でした。
女性のように見せたのは、永遠の生命への執着の象徴だったのでしょうか・・・。


取り留めなくて申し訳ありませんが、
やっぱり手放しで感動!!とは言い切れませんでしたです、ハイ。

原作を買って読むことを決めました(笑)。
あと劇中歌というのもよかったです。


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